林道崩落が修復されたと聞いて、ホームの沢へやってきました。
ここへ来るのは2年ぶり。
2年前は入渓ポイントまで、70~80分歩きました。
そのおかげで、爆釣だったんですけどね。
その時の様子がこちら↓
しかし、この時は汗を甘くみてはいけないことを痛感しました。
というのも、冷えた汗が寒すぎて2時間で撤退…いい勉強になりました。
今回は長時間歩かなくても良い。
さらには林道は直ったばかりなので、人の出入りも少ないはず…
これは釣果を期待にせずにはいられないですよ。
いっちょ気合い入れて釣ったりましょう!!
今年2回目の渓流釣り。
林道入り口につくと、やはり周囲はまだ闇の中。
朝4時だから当たり前か…
いつも以上に慎重に運転して、林道の終着地点につく頃には、ずいぶん明るくなってました。
林道はまだ続いていますが、枝の張り出し具合がひどくこれ以上は無理。
少し戻って邪魔にならないところに寄せて駐車します。
めざす入渓ポイントに、10分も歩けば着くところまで車で来れるだけでも、ありがたいことです!
この時点で時刻は午前4時45分。
ゆっくり準備をしていると、エンジン音が…
こんな早くから人がくるんかい!
あらわれたのはジムニーに乗った初老の男性。車から降りてこちらに向かってきます。
『マナーとか守らない釣り師だったら、やだなぁ』
とか思っていると、
「釣りですか?」
「はい。そちらはどこら辺から入る予定ですか?」
渓流釣りは先行者優先がマナーだけど、被らないよう予定を聞こうとすると…
「いえいえ、私は山菜取りです。こんな早くから人がいるからびっくりしました!」
どうやら、男性も同じことを思っていたようです。
とりあえず、釣り師じゃなくてよかった~。
まあ、入渓する沢の区画をかえたり、支流にはいるとか手はあるんだけど、被らないに越したことはないからね。
この先が車では進めないことを伝えると、男性はお礼を言って去っていきました。
嫌がっていた自分にちょっと反省です。
準備も終え、ポイントを目指して歩き始めましたが…
いつでも入渓できそうなところばかり!
結局誘惑に負けて、すぐに入ってしまいました。
沢の脇で準備を終えた時には5時になっていました。
丁度良く5時キッカシに実釣開始です!!
早速入渓ポイントでミミズを流してやると、一発目からヒット!
24センチの良型がでました。
幸先いいね♪
釣行の様子はコチラ↑
一発目はミミズに掛かってきましたね。
今日の餌はミミズとブドウ虫の2種類を用意。
なぜ2種類かというと、ミミズが見切られた時、ブドウ虫を流してやると食ってくることもあるからです。
確率は低いですが、試してみて損はありません。
単純に餌切れ対策にもなりますしね。
この後もコンスタントに釣りあげていきます。
何処に入れても1発で喰ってきた、2年前に比べるとさすがに頻度は落ちています。
わずかながら釣り師がはいってるんだろうなぁ。
それでも他に比べれば魚影は断然濃い!!
型もそれなりの良型が続きます。
いわゆる食べごろサイズというやつですね。
そうこう言って4時間が過ぎたころ…
風が強くなってきました。
曇りではないけど、谷間の為あまり日も当たらない環境…
手はイワナさんたちのために、とっくに水に浸してつめたくしていたし…
つまり寒い((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
あ、そういえば早朝の道路温度計は3℃って表示だったな。
2時間で撤退した2年前が思い出されます。
しかし今回はこんなこともあろうかと、こちらを用意していたぞ!
ユニクロの「ウルトラライトダウンベスト」!!
(ちなみに写真が後日撮りなのはご容赦ください。)
これでなんとかしのげるか!?
着ているものは、上着は内から
- インナー
- 長そでTシャツ
- ダウンベスト
- ジャージ
- レインウエア
- フィッシングベスト
となり、腹まではネオプレン製のドライタイツがきているから、なかなかの厚着。
…30分後、震えは治まりました。
ダウンベストは即効性はないけど、体温は溜まりやすく、時間経過とともに体を温めてくれます。
四肢は冷えてますが、我慢できる範囲。
結果的にダウンベストは優秀でした。
空気を抜いてジップロックに詰めれば、防水したままコンパクトに持ち運べます。しかも軽い。
有用性が実証されたので、これからは春の必須アイテムになりそうです。
その寒さも乗り切り、釣果を重ねるうちにいつの間にか昼。
疲労で足のもつれが出てきました。
そろそろ続行か引き上げるか、迷いながら釣りを続けていると、前方に良いポイントを発見。
倒木の下がなかなかの深みになっています。
ルアーやフライで狙えないので、こういうところは餌釣り師の独壇場ですな。
餌を流し込んで、馴染ませてやっても反応なし…
しかし、聞き上げてやると・・・
グン!!
と、今日一番の重みが!!
キターーー\(^o^)/
問題はこの隙間から根がかり枝がかりしないよう、引き抜かなきゃいけない事だ!!
竿が震えるのを我慢しながら、慎重に引き抜ぬこうとすると、手前の枝に接触。
あぶね~~。
なんとか取り込むと、やはり今日1番の31センチでした!!
上の動画でも6:57から様子が見れます。
この後2匹を追加して、この日は終了。
実釣は5:00~13:00まで。
釣果はイワナさん20匹丁度。
そのうち尺越えは2匹でした。
ちなみにお持ち帰りは家族分のみにしております。
ヒットシーン集も作ってみましたので、お楽しみください。
今回の釣行の学び
今回の釣行で学んだ事、確認した事は以下の3つ。
- 渓流釣りは先行者優先
- エサは複数用意で釣果アップ
- 寒さ対策にダウンベスト
1.渓流釣りは先行者優先
釣りはマナー第一ですが、マナーが守れない方もいることは事実。
ゴミのポイ捨てとか…残念ながらまだまだ多いです。
渓流釣りでは「先行者優先」がマナーのひとつ。
今回は「釣り」と「山菜取り」で被らなかったので問題ありませんでしたが、被った時はまず話し合い。
入る沢自体を変えたり、支流に入らせてもらったり、区画を変えたり、など工夫して被らないようにしましょう。
もちろん先行者の意見が尊重されますので、被った時は後から来た方が素直に引きましょう。
引き返して下流の区画に入る分にはマナー違反になりません。
2.エサは複数用意で釣果アップ
イワナさんでもヤマメさんでも、基本的にエサが見切られると、その後は喰ってきません。
しかし、エサの種類を変えるとワンチャンスあります。
体感としては10%程度。
それでも同じ種類の餌を再度流すより、よっぽど確率は高いです。
筆者はミミズとブドウ虫の2種類用意。
ホームセンターで簡単に手に入りますし、単純に餌切れの心配もなくなるので、お試しあれ。
3.寒さ対策にダウンベスト
経験から学んだ寒さ対策の重要性。寒いと釣りになりません。
しかしながら4~5月って特に難しい時期。
寒い時もあれば、暑い時もある。
そんな時、ダウンベストを一枚持っていけば、有効な寒さ対策になることが今回判明しました。
ダウンなので空気を抜けば、軽くてかさばらない。ジップロックや防水の袋に入れておけば濡れる心配もありません。
筆者はTシャツの着替えと共に持ち歩くことにしました。
これでレインウエアと合わせれば、寒さで撤退ということはなさそうです。
渓流釣りは、人が来ないところで釣るのが一番釣果が伸びる方法です。
今回の釣行でも、尺釣り、数釣りともに成功しています!
しかし、人が来ないという事は何かしらの事故が起こっても、気づかれないということでもあります。
決して無理な釣行はしないように気をつけましょう。
では、皆様楽しい渓流釣りライフを!
最後までお読みいただきありがとうございました。!!