ここで竿を振ってみたい。空いた時間にちょっと釣りをしたい。
出先でそんなことを思ったことはありませんか?
しかし、思い立っても竿や道具がない。
そんな時、釣り道具を車に積んでおけば何時でも釣りが可能です。
特に餌の準備が必要ないルアーフィッシングなどは車載に向いてますね。
しかし、釣り道具をそのまま積んでいると場所をとり、家族に邪魔もの扱いにされてしまいます。
そんな時、役にたつのが車載用のロッドホルダーです。
しかし、専用品は値段が高い。
通常2万円以上したりします・・・(*_*;
安価な商品もありますが、そのような商品はどうやらガッチリ固定されるものではないようです。
さらにどの商品も、基本的にミニバン以上の広さがある車種を対象としています。
コンパクトカー向けの物は…ないなぁ
ないなら作ってしまえ!
ということで、以前に車載ロッドホルダーを安く自作したので、紹介します。
目次
こちらが百均で揃えた材料。
どうしても足りない物はホームセンターに頼ります。
書き出すとこんな感じ。
- 突っ張り棒×2
- 滑り止めシート
- 戸当りテープ(防音テープ)
- ゴム紐
- 釣り糸(ナイロン)
- 竿止クリップ
- 結索バンド
- アイボルト×2
この中で百均に無いのは、留め金具として利用するアイボルトだけ。(写真の釣り糸は百均品ではないですが、ちゃんと百均に釣り糸もあります)
これがアイボルト。丸環ボルトという方もいるみたい。
アイボルトでなければいけないというわけではありません。
固定方法さえ工夫すれば、長さのある六角ボルトでもいけるでしょう。
ちなみに使用している釣りカーは初代フィットなので、同車種の方は同じでOKです。
他の車種でも、「後部座席の上部取っ手」と「荷台上部にチャイルドシートの固定具やボトル受け」があれば取付けできると思いますので、まずは確認してみてくださいね。
1.留め金具の設置確認
留め金具が車の荷台部分に止めれるか確認します。
止められないとロッドホルダーが出来ませんので、まずはこの確認をして下さいね。
筆者の場合はこうなってました。
荷台部分の上部の隅にこんなカバーが。
外してみると奥にネジ受けが隠れています。
それに合う金具を探しました。
選んだのは先に紹介したアイボルト。
アイボルトの輪の中に、突っ張り棒を通して固定する作戦です。
2.突っ張り棒へ戸当たりテープを貼る
次に突っ張り棒に釣り竿を乗せても、傷がついたり、音がしない様に細工します。
使うのは戸当りテープ。
戸が閉まるときに、音が立たないよう衝撃を吸収してくれるテープですね。
突っ張り棒に戸当りテープを貼っていきます。
竿を置いたときの衝撃吸収用のなので、貼るのは二本とも上側だけでOK。
ただし、突っ張り棒は伸ばすときに回転するので、上側になる向きをあらかじめ確認しておきましょう。
3.突っ張り棒に滑り止めシートをまく
次は戸当りテープを貼った突っ張り棒に、滑り止めシートを巻きます。
釣り竿が滑って遊ばないようにする為もありますし、衝撃吸収のためでもあります。
また、パッと見で突っ張り棒が見えない様にする意味合いも兼ねてます。
まずは滑り止めシートの巻き始めをメンディングテープで止めます。
シートを2重に巻いたら、クリップで仮止め。
綺麗に巻けたら余分なシートを切っていきます。
見栄えの問題もあるので出来るだけ綺麗に巻きましょう。
切り終わったら、滑り止めシートはナイロン製の透明な釣り糸を巻いて本止めします。
釣り師なら釣り糸はみんな持っているでしょうし、透明なナイロン製の釣り糸なら目立たないので丁度良し!
何より安い!
端はシッカリ止め結びして、あとは螺旋状に巻いていきます。
しっかり巻いて、クリップを外します。
ね、目立たないでしょう。
というか、遠目ならまずわかりません。
4.ゴム紐を螺旋状に巻く
今度はゴムひもを螺旋状に巻いていきます。
こんな感じの幅で巻いていくと良いでしょう。
ちなみに強く巻き過ぎても、弱わすぎてもいけません。
なぜならこのゴムひもが竿を固定する役割を果たすからです。
この隙間に竿を差し込むことになります。
ちなみに釣り糸やゴム紐の結び目が気になる方は、滑り止めシートと同色のマジックテープを巻いておくと目隠しになりますよ。
こうして作った後部座席用と荷台用の突っ張り棒を2本用意してくださいね。
また、竿をゴムひもだけで固定するのが不安なら、マジックテープも用意しておくと安心です。
5~7センチくらいの長さが丁度良いでしょう。
5.後部座席に突っ張り棒を固定
突っ張り棒は窓の上にある取っ手に固定。
画像の位置に前方に押しつけながら突っ張らせると安定します。
もちろん戸当たりテープ側を上にしてくださいね。
回転部分の戸当たりテープ側を上にするのが難しい場合は、始めから回転部分には戸当たりテープを貼らなくても良いでしょう。
6.荷台部分に突っ張り棒を設置
まずは荷台部分の上部に留め金具を設置します。
筆者の場合はアイボルト。
筆者の釣りカーはネジ式で止められるので簡単です。
そしてアイボルトの頭は輪っかになっているので、そこに突っ張り棒を通します。
そのままでは金具と突っ張り棒の間に空間が出来て動いてしまうので、隙間に滑り止めシートを挟んで動かない様に工夫します。
また他に、アイボルトへ滑り止めシートを巻いて、結束バンドで2重締めすると固定できます。
こんな感じになります。こっちの方が簡単。
筆者はたまにこの「滑り止めシート×結束バンド」作戦で固定することがあります。
滑り止めシートのお陰でクッション性があるうえ、結束バンドの締めがきつく出来るので、なかなか強固に固定できます。
7.タモの柄固定用の竿止めクリップを設置
突っ張り棒に竿止めクリップを取り付けると、タモの柄も設置出来ます。
固定は結索バンドで行います。
前後でズレないように、実際にタモの柄を挟みながら設置位置を決めると良いでしょう。
もちろん竿も竿止めクリップで固定してもいいと思います。
ですが、竿止めクリップは下の方に出っ張っています。
つまり後部座席に座る人の邪魔になる可能性が高いことを覚えておきましょう。
完成するとこんな感じ。竿は最大5〜6本。タモの柄も設置出来ます。
以前は、後部座席はマジックテープで、荷台部分はゴム紐で竿を固定していましたが、落ちてきたことはありません。両方ともゴムひも固定でもOKですよ。
ちなみに実際使用した感じ、音も気にはなりません。
ただ、取り出しにくいのが欠点。
棒の上に乗せる構造なので、着脱時に隣と接触しやすいです。
この突っ張り棒には、フローティングベストをハンガー掛けすることも出来ます。
また、少しでもカッコ良さを求めるなら、突っ張り棒の変わりにインテリアバーを使用るのをオススメします。
値段も千円前後なので、余計な工作を増やしたくない方はコチラですね。
ホームセンターにも売られています。
車載ホルダーをつけたいけど、値段が高いから諦めていた方や車の狭さのせいで諦めていた方。
是非、挑戦してみて下さいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。