渓流餌釣りのタックルと仕掛け 必要な結び方はたったの3つ!

渓流の餌釣りに必要な結び方

渓流釣りの中で、餌釣りはシンプルなタックルです。

仕掛けと延べ竿があればタックル完成ですからね。

仕掛けに関しても、これまたシンプル。

道糸直結の仕掛けなら「ライン、針、ガン玉、目印糸」の4つで構成され、さらに必要な結び方も3つだけ

つまり釣り全体の中でも、シンプルでとっつきやすいのが渓流の餌釣りの特徴です。

「渓流の餌釣りに必要なタックルや結び方がわからない」、「結び方が難しそうで釣りを始めるのを躊躇している」という初心者は是非、ご一読ください。

ちょっと練習すれば、どの結び方もすぐ出来るようになりますよ。

餌釣り基本タックル

f:id:happousyumi:20190320224356j:plain

 渓流の餌釣りは竿と仕掛けで構成された、シンプルなタックルになります。

 (写真は伸ばしていませんが、フィールドでは伸ばしてくださいね)

 一般的には「竿」「道糸」「ハリス」「目印糸」「ガン玉」「」で構成されています。

 竿は5〜6mが基本で、ラインは0.6〜1号を使用します。

 「ゼロ釣法」と呼ばれる細仕掛けの使い手は、もっと細いラインを使用しますが、初心者は0.6~1号くらいで良いと思います。(号数が小さいほど細いですよ。)

 ラインの構成は「道糸+ハリス」の場合と、「道糸のみ」の場合があります。

 針の上には目印糸を3個程度結びます。

 ガン玉は3B~3程度の物を使用。流れの強さに合わせて選択します。

 針は6~9号

仕掛けを作ろう

 渓流釣りの仕掛けは、複数本の釣り針がついていないので、慣れれば作成は簡単です。

完成された仕掛けが売っていたりもしますが、自分で作った方が安上りです。

もちろん筆者も自分で作っていますし、好みの長さや太さに調整できる利点があります。

 しかも「ライン、目印糸、針」があれば、現場でスグに作ることも可能なのでぜひ覚えましょう。

 ここでは一番簡単な「道糸のみ」の作成方法を紹介します。

 必要な結び方はたったの3つ!

 どれも難しいものではないですよ。

f:id:happousyumi:20190321004010j:plain

仕掛け作成の流れ

ラインを好みの長さ分伸ばす

基本は竿の長さより50cmくらい短かい長さ。

提灯釣りをする場合は、使用する現場や竿に合わせて1.5m~4.5m程度。

現場で作成する場合は、とりあえず作りやすい長さだけ伸ばします。

伸ばしたラインの先にチワワ結びを作る。

チワワの先にもう一つチワワを作っておくと、リリアンからの取り外し時に、楽に取り外せます。

*チワワ結びの作り方

ラインを伸ばしながら、途中に目印糸を3か所つける

目印糸は10~15cmくらいの間隔をあけて取り付けます。

*目印糸の結び方

釣り針をラインの最後に結びつける

好みの長さまでラインを伸ばしたら、切り離す。

切り離した先端に釣り針を結び付けます。

*釣り針の結び方(外掛け結び)

渓流釣りに最低必要な3つの結び方

チワワ結び

ラインを2つに折る

最後に小さなチワワを作るので、余裕を持った長さで折り返します。

折り返したら先端をつまみます。

ちなみに画像は見やすいように、タコ糸で結んでます。

つまんだラインで輪を作る

つまんだラインで輪を作りながら、もとのラインの下を通す。

先端を輪の中に通す

ステップ2で作った輪の中に先端を通します。

結び目を締める

輪の中を通し、先端と根元を引っ張って結び目を締めます。

これで一つ目のチワワ結びが完成。

2つ目のチワワ結びを作る

同様の手順(ステップ1~4)で、先端に2つ目のチワワを作る。

この小さなチワワが無いと、竿先についているリリアンから仕掛けを外すことが出来なくなります。

目印糸の結び方

目印糸を平行に並べる

10cm程度に切り取った目印糸をラインと平行に並べます。

なお、短いと結びにくいので注意。

輪っかを作る

目印糸で輪っかを作り、先端でラインの上をまたぐ

先端をラインごと輪っかの中を通す

またいだ先端で、今度はラインの下から輪っかの中を通す。

そのまま上に持っていき、ラインと目印糸に巻き付ける。

2~4回ほど巻き付ける

同様に2~4回ほど、ラインと目印糸に巻き付けます。

巻き付ける回数が多いほど、摩擦が増えるため目印糸の不用意な移動が少なくなります。

締め込み、両端を切る

巻き付け終わったら、両端を引っ張り締め込みます。

その後、5ミリ程度を残し余分な糸を切ったら完成。

外掛け結び

釣り針の方向に合わせて輪っかを作る

釣り針のフック方向に合わせて、ラインで輪っかを作ります。

ラインの交差部分と釣り針を一緒に持つ

釣り針とライン本体が平行になるよう、ラインの交差部分と釣り針を一緒に持つ

ラインと針を一緒に巻いていく

先端側の糸でラインと釣り針を一緒に巻いていく。

4~5回ほど巻き付ける。

巻き付け終わったところ。

綺麗に負けなかった・・・すみません。

本来は巻き付けたところも、指で抑えたままにしておきます。

先端を輪の中に通す

巻き付け終わったら、最初に作っていた輪っかに先端を通す。

巻き付けを整理しながら引っ張る

最後まで先端を通し、巻き付けた部分を整理しながら両端を引っ張り、結びを締める。

ちなみに締め付ける時に水分で濡らして締めると、摩擦熱が軽減されるので、結索強度が上がる。

余分な糸を切る

余った糸を切って完成。

チワワ結びとリリアンへの結着

 仕掛けを作成しても、竿に結ばないと釣りは出来ません。

 そのためここでリリアンへの結着方法を説明しておきます。

 イメージはヨーヨーをする時の、指への糸の通し方です。

チワワの中に本体側のラインを入れる

大きい方のチワワの中に本体側のラインを入れる。

チワワとラインで輪っかを作る

すると、上の図のようにチワワとラインで輪っかが出来ます。

リリアンを通す

この輪にリリアンを通します。

輪っかを締めていく

輪っかを締めていくと、リリアンとラインが決着します。

ちなみに外すときは、小さいチワワを引っ張るだけでオーケー。

まとめ

渓流の餌釣りに必要な3つの結び方
  • チワワ結び
  • 目印糸の結び
  • 外掛け結び

渓流釣りは、たったの3つの結び方を覚えておけば、釣りができてしまいます。

結び方が難しそうで、躊躇しているあなた。

どれも簡単な結びしかないので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA