本記事は2021年5月釣行時のリライト記事です。
渓流釣りを始めて少し経った頃。
同じ沢ばかりに行くようになりました。
他の渓流釣り師の方にも同じ経験はあるのだろうか?
始めたころはあっちの沢に入っては、次はこっちの沢。
さらに次回は別の沢。
なんてのを繰り返してましたが、そのうち一つの沢に入り浸るように・・・
同じ沢でも、毎回同じ個所を攻めてるわけではありません。
今日は堰堤まで攻めたから、明日は堰堤の先から攻める、ということを繰り返していました。
全く別の沢に行くより、同じ沢の別の場所を攻めた方が良い利点が1つあります。
それは沢に行くまでの林道が同じだということ。
林道は少なからず、危険があります。
狭かったり、路面が悪かったり・・・
同じ林道を何度も行き来すれば、注意箇所もだんだん分かってきます。
そうすれば余裕が出てきます。
その余裕分、釣りに力を避けるのは大きいですからね。
この沢で渓流釣りのことを一通り覚えた気がします。
いわば筆者にとってはホームの沢ですね。
その沢も2年前に林道が崩落していることが判明。
かなり手前が崩落していたため、もう訪れることもないと思っていましたが・・・
来ちゃいました。
ホーム沢!!
今回の釣行はどうなることやら・・・
目次
時刻は午前4時半。
昨年は来てなかったので、一年経って林道を直したかもしれない・・・
という、淡い期待が無かったわけではありません。
しかし、林道に入ってすぐに気が付きました。
両脇の草木が茂りすぎている。
絶対直ってねーな。
ほら、やっぱり。
車の停車位置も草木のせいで、崩落現場ギリギリまで来れなかったし。
さて、昔の釣り場に行くには歩くしかない。
俺を育ててくれた、あの渓相が忘れられない。
1時間もあればつくだろ。
頑張って歩くぞ!
で、歩き始めると色々見えてきます。
林道に人が入らないと、どうなるのか。
写真のように獣の足跡があったり、道のハズが沢水の通り道になってたり、草木に道が塞がれてたり・・・
荒れます。
確実に自然に支配されていきます。
人がほとんど入らないとなると、ちょっと不安になりますね。
なので、こんなんでも人の形跡を見つけると嬉しくなります。
あ、誰かが道を切り開いてくれた!ありがとう!
なんて思っちゃいますね。
あまり汗をかきたくないので、歩くペースはなるべく一定に・・・
それでも1時間歩くと、やはり汗はかいてしまいます。
0ミリ予報でしたが曇り空を懸念してカッパを着て、代わりに上着を1枚脱いできました。
これで上着まで来ていたら、汗だくだった。
脱いできて正解だったな。
なんて思っていると、ようやく目的地の近くまで来ました。
昔、駐車していた場所。
以前はここからさらに歩いて、沢に入っていました。
今はここまで75分。
遠くなってしまったな。
看板は倒れ、草木も茂って、脇の沢から駐車場所が水の通り道になっている。
車で来れても止めれそうにないな。
さて、あともう少し頑張ろう!
で、5分後・・・
「来てやったぞーーー!!」
嬉しくて叫んでしまいました。
誰も聞いてないしいいよね?
段々になったこの渓相!最高!!
どこもかしこもポイントだらけではないか!
以前も入渓ポイントとして、あの橋を目印にしていました。
早速準備を始めて釣りを開始します。
探りを入れた初めのポイントでアタリあり!
掛けられませんでしたが、好感触。
で、2か所目・・・
キターーー!!!
白波が立っている瀬ではなく、その奥の白波との境目でヒット!
前日の雨のせいで水量が多くて、魚は瀬を避けてるんでしょう。
帰還後の記念すべき1匹目。
ちょっと小さいけど嬉しい嬉しい1匹目です。
もちろんリリース。
リリースしたのに、葉っぱの影に隠れてますね。
ほとんど見えてるぞ。
にしても、入渓ポイントから動かずして、釣れるとは魚影が濃い。
やはり、人がほとんど入らなくなって、魚が繁殖できてるんだろうなぁ。
これは期待が持てるぞ!!
すぐに2匹目をゲットです。
一度反応が無くても、何度か流してやったり、餌を替えてみると食いついたりするんです。
魚影が濃い上にスレてないって素晴らしい。
ちょっと迷ったうえ、その場で開いてワタ処理をすることにしました。
今日は魚影も濃いので、家族分は持ち帰ろう。
開いた後はジップロックにいれて、すぐに塩漬け。
・・・その後もリズムよく釣れて、すぐそこにあるはずの橋の下を通り抜けるまで、1時間半以上かかりました。
やはり人が入らないって最高だ!
歩いたかいがあるというものだ!!
なんて思っていると・・・
さ、寒い!
原因は汗💦
歩いている間はさほど気にならなかった汗も、釣りをして動かなくなると、途端に冷えて体温を奪っていきます。
足がふるえる~~((+_+))
それでも釣りは続けます。
せっかく1時間以上歩いてここまで来て、そうやすやすとは帰れません。
とはいえ、寒い。
天候はくもり。時刻は8時半。
とりあえず寒さに耐えられる限界の一歩手前までは頑張ろう!
順調に上がっていく釣果と順調に減り続ける体力ゲージ。
ここまで歩いて足で稼いだ釣果ですが、その分汗かいて、苦しむことになるとは・・・
せめて、着替えをリュックに入れてきていれば…
上着の件は失敗か・・・
荷物になるからあきらめたんだよなぁ(>_<)
うん、釣れるけど・・・つらい。
なんか右足も浸水しているし・・・
限界・・・
10時半でギブアップ。
こんなに好みの渓相はそうそうないのに。
もう2~3時間は粘りたかった・・・
(´Д⊂グスン
行きは80分かかりましたが、帰りは70分で車へ到着。
なんとか生きて帰ってこれました。
釣果はイワナ14匹。バラシ4匹。
持ち帰りは半分にしました。
- 渓流でも釣果は足で稼げ
- 汗対策は万全に
1.渓流でも釣果は足で稼げ
魚影が濃いばかりか、魚がスレていないので入れ食い状態が期待できます。
多少の移動時間がかかったとしても、釣果は十二分に取り戻せます。
1時間程度なら歩く!
釣れないところで、ちまちま時間をかけるよりいい。
渓流で人の入らないポイントは最高です!!
ただし、たくさん釣れるからと言って、必要以上のお持ち帰りは控えましょう。
2.汗対策は万全に
汗対策をもっと考えないと・・・
速乾シャツをきてたんだけどな。
カッパのせいで蒸れが発散できなかったかなぁ?
カッパも一応透湿素材なのだが・・・
それよりも霧雨状態の天気のせいかな。
湿度が高いと洗濯物が乾かないのと一緒ですね。
条件が悪い時は、最低限の着替えも持っていく事が必要。
身をもって学びました。
ちなみにお持ち帰りのイワナさんは、夕食で美味しく頂きました。
皆さんも、渓流では汗対策も忘れずに。
では、楽しい釣りライフを!
最後までお読みいただきありがとうございました。